こんにちは 院長の高屋です。
前回は、膝蓋骨脱臼とは何ぞや? という話をしました。(前回の記事はコチラ)
今回手術を実施したのはとても元気なポメラニアンの女の仔。
この仔の脱臼グレードは【2】です。
症状としてはたまに後ろ足を挙上する程度でしたが、年齢がまだ若く、今後進行していく可能性がある為早期に手術を行うことになりました。
下の手術前のレントゲン写真で、左足(画面向かって右側の赤丸)の膝蓋骨が内側に脱臼しているのがわかります。
手術中の写真です。皮膚を切開し、関節包から膝関節を露出したところです。術前の評価通り、膝蓋骨が収まるべきミゾ(滑車溝)が浅く脱臼しやすい状況でしたので…
様々な術式がありますが、今回は、年齢や膝の状態を考慮に入れて【滑車ブロック形造溝術】という方法で手術を行いました。浅くなっている溝を内側から削って深くしていきます。
術後のレントゲンでも、内方脱臼していた膝蓋骨がバッチリ本来あるべき位置で安定しています。
術後1週間程で、すっかり元気になって後ろ足を挙上することなく歩き回っているそうです!良かったネ^^
こうして元気に回復してご家族と一緒に生活できるようになってくれる事が何よりも幸せで、この仕事をやってて良かったと思える瞬間ですネ(´∀`)♪
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