こんにちは 院長の高屋です。
前回は椎間板ヘルニアの病態についてお話しましたが、今回は実際に当院にこられたワンちゃんのお話です。
『今朝から急に後ろ足が立たなくなった』という主訴でミニチュア・ダックスフンドさんが来院されたのですが、来院された時の様子がこんな感じです。
病院内でも動こうとしてくれませんでした。
院内での検査をすぐに行い、椎間板ヘルニアの発症が疑われたため、そのままMRIの撮影を専門病院にて行って頂きました。
診断は【椎間板ヘルニアのグレード5】でした。
完全に後ろ足が麻痺してしまっているグレード5(前回の記事はこちら)と状況は悪かったのですが、
飼い主様もすぐに検査・手術をご決断いただいたので、翌日には手術を当院で実施できました。
手術は無事成功しましたが、この椎間板ヘルニアという病気は脊髄が圧迫をうける病気なので、術後の回復には重症度や個体差が大きく影響してしまいます。
しかし、飼い主様の懸命のリハビリのおかげで手術2週間後にはここまで歩けるまでに回復してくれました!
元気になってくれた姿を見ると本当に嬉しいですし、獣医冥利につきます^^
良かったね テンちゃん♪
寒くなると椎間板ヘルニアの発症も多くなる気がします。
ワンちゃんの様子はしっかり見てあげて下さいね。
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